声優になるのに声量は重要なのか

公開日:2020/05/15  最終更新日:2020/05/29

アニメやゲームで活躍する声優は、多くの人が憧れる職業です。役によっては大きな声で技の名前を叫んだり、泣いたりする演技が求められます。そんなときに、気になるのが声量ではないでしょうか。ここでは、声の仕事をするときに、声の大きさがどのように必要なのか解説します。

必要なものを知ることから始めよう

声優に声量が必要かどうかを知る前に、まず声優には何が必要なのかを確認しておきましょう。声優の仕事では滑舌を求められることがあります。たとえ演技力があっても、何を言っているのかわからなかったら、観ている人は感情移入ができません。滑舌がきちんとできているかを、まずはチェックしましょう。

そして、求められるのは幅広い演技力です。俳優とは違い声だけでさまざまな感情を表現します。ときには、小さな子供や老人、異性を演じることもありますし、正義のヒーローや悪役といった正反対のキャラクターを頼まれることもあります。豊かな表現力を身に付けることで、どんな役柄でも演じわけができるようになるなど、必要なスキルを身に付けることができます。

このときに声量はとても重要な役割を担います。たとえば、感情表現をするうえで喜怒哀楽は必ず必要になります。そして、作品によっては大声で叫ばなくてはならないシーンもあります。たとえ演技力があっても、魅力が半減してしまいます。

声優にとって声量は絶対に必要なものではありません。ですが、声量がなくては幅広い演技ができなかったり、いろいろなキャラクターが演じることができなかったりといったデメリットに繋がる可能性もあります。声優を目指すときには、声量を身に付けることも視野に入れておくことが大切です。

なぜ必要なのかを知ることが大切

声量と聞くと、大抵の人は声の大きさだと思いがちですが、それだけではありません。大声を出すだけでは、ただうるさいだけで終わってしまいます。

声優という仕事は、キャラクターの感情をイキイキと表現しなくてはなりません。正義のヒーローやヒロインが怒鳴っているだけの作品では、誰も見たいとは思ってはくれません。声量がある声というのは、遠くまで届くかどうかです。

そして、聞いている人が不快に感じないかどうかです。高すぎても、低すぎても聴いている人は不快に感じる可能性があります。聞きやすい声を出すには、発声練習をおこなう必要があります。

このときに意識するのは、母音の発音です。「アイウエオ」の母音がきちんと発音できているかどうかで発音は大きく変わってしまいます。

声の鍛え方を学ぶことが必要

声を鍛えるには、日頃からトレーニングをおこなうことが必要です。そして、声量を鍛えるためには腹筋を鍛えることから始めるといいでしょう。

その理由は、遠くまで通る声を出すには腹圧が高くなければ難しいのです。腹圧を鍛えるには、腹圧呼吸法を取り入れると簡単に鍛えることができます。やり方は、リラックスした状態で、ゆっくり5秒ぐらいかけて鼻から息を吸います。お腹を膨らませた状態のまま、口から7秒ぐらいかけてゆっくりと息を吐き出します。

そして、声を鍛えるには日頃から息の出しかたを意識しましょう。息をできるだけ遠くにぶつけるようなイメージを持つと、声を遠くに出すイメージがつかめるようになります。

 

声優を目指すときには、まずは何が必要なのかを知ることから始めましょう。さまざまなキャラクターを演じたり、喜怒哀楽といった感情を表現するには、滑舌を良くしたり、表現力を身に付けることが必要になります。

その課程で声量も重大な役割を果たすのです。ですが、単なる大きな声を出せばいいというわけではありません。声優には、遠くまで届く声が必要なのです。鍛えるには、日頃から呼吸法などを取り入れて鍛えるようにしましょう。

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