声優養成所は厳しい?

公開日:2021/01/01  最終更新日:2020/11/24


声優になるための養成所の存在を知って、夢を叶えるため、ぜひとも入所したいと考えているかもしれません。しかし、声優養成所が厳しいところだと聞いて、自分はやっていけるのか不安に感じている場合もあるでしょう。そのような方に向けて、こちらでは声優養成所がどのような厳しさを持っているのか詳しく説明していきます。

声優養成所は入所するのすら厳しい

声優になるための道として、専門学校がありますが、そちらへの入学と難易度が同じだと考えるのはやめましょう。専門学校というものは医療系でなければ、ほとんどのところが誰でも入学できるようになっています。落ちる人のほうが珍しいといわれる位なので、声優クラスがある専門学校に入学するのはとても簡単です。

しかし、声優養成所のほうはまったく違い、誰でも入所できるようなシステムにはなっていません。オーディションが開催されていて、そちらに合格することで初めて入所する権利が与えられるのです。

しかも、そのオーディションは学力を見るというものではなく、素質を見るものなので対策方法もかなり難しいといえるでしょう。スポーツや勉強で素晴らしい経歴があったとしても、声優としての素質がないと思われたのなら問答無用で落とされてしまいます。

それに加えて、専門学校よりもずっと施設の数が少ないので、ライバルとの競争率も高いのも難点です。このように声優養成所は入所する時点で、かなりの厳しさを持っているので覚悟してチャレンジすることをおすすめします。

もちろん、一度不合格になったからといって、門戸が閉ざされるわけではありません。次のオーディションの機会にまたチャレンジできるので、そのときまで自分磨きを頑張ることもできます。

声優養成所は自分でも努力しなければいけない

何もわからない状態で声優の専門学校に入ったとしても、手取り足取り教えてくれるので、着実に実力を身につけていけます。しかし、声優養成所のほうは手取り足取り教えてくれるというわけではなく、プロの現場で活躍するためのスキルをたたき込まれます。

そのため、レッスンの時間以外も自分で努力をしなければ、周りのライバルについていくのも難しくなるでしょう。そうなると、専門学校のほうがよいと感じるかもしれませんが、レベルが高いほうは声優養成所だということを忘れてはいけません。

オーディションに合格した方ばかりあつまり、プロが現場で通じる指導をしてくれるので、ついていくことさえできれば実力が身につくのは間違いないでしょう。

就職サポートが用意されていない

声優養成所は声優としての技術を磨くためのものなので、決して就職するためのものではありません。そのため、レッスンの期間が終わり、運営している事務所に所属できなければ、何もサポートはありません。

専門学校ならば、就職サポートはつきものなので、業界関連の仕事に就ける可能性が高いです。したがって、手厚く就職サポートをして欲しいのなら、専門学校に通うことを考えたほうが無難でしょう。

しかし、夢を絶対に叶えたいと考えるのなら、あとのことは考えずに、声優養成所でみっちりとレッスンを受けることをおすすめします。

 

声優養成所はオーディションに合格しなければ入所ができず、手取り足取り教えてくれるわけでもなく、就職サポートも用意されていません。その代わり、声優になるための一番の近道だといえるので、絶対になりたいという意思があるのならチャレンジしてみることをおすすめします。

各声優養成所のホームページには、オーディションの募集要項が載っているため、しっかりと読んで申し込みをするようにしましょう。もちろん、カリキュラムも掲載されているため、現場で通じる指導がどのようなものか知りたいならチェックは必須です。

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