声優を目指す人のための訛り矯正方法とは?

公開日:2020/06/01  最終更新日:2020/06/24

東京には声を鍛える教育施設もあり、地方から上京してくる方も多いでしょう。しかし、そこで気になるのは「訛っていることによるデメリットはあるのか」ということです。矯正方法があるならば、いつからスタートすべきか等も事前に知っておきましょう。

直すためには早めにスタートさせる

地方出身の人が声優を目指す場合には、訛りの問題が生じるでしょう。アニメや映画の吹き替え、ラジオなどでのナレーションなどで活躍していくためにも『標準語』を話せることは重要です。とはいえ、地方に住んでいれば、自分に訛りがあることに気づかないこともあるでしょう。

しかし、声優を目指すのなら、やはり標準語を話せなくては活躍が難しいものです。特にアニメや海外ドラマの吹き替えなどに関しては、すべての視聴者さんが内容を瞬時に理解できなくてはストーリーを途切れ途切れにさせてしまいます。

ちなみに、こうした台本にはイントネーションなどについては記載されてはおらず、自分自身でマークして、そのキャラクターらしいイントネーションで吹き替えなければなりません。声優のお仕事の多くは東京を中心とする標準語をマスターしておくべきであり、訛りが強いのならば直すのは必須になります。

アイテムを使って正しいイントネーションを

声優を目指す人のための訛り矯正方法もありますが、東京にある声優養成所では関西弁や九州の方言が必要となるお仕事の場合には方言指導の先生が指導してくれます。しかし、反対に標準語を指導してくれる先生がいるのかどうかは定かではないのが現状です。

もちろん、指導してくれる先生、講師陣がいる場合もありますが、事前に養成所へ相談してみましょう。ですが、その場合は1人にかけられる指導の時間も少ないでしょうから、できるだけ早い段階から自分自身でイントネーションの矯正をおこなっておきましょう。

矯正方法として、アナウンサーなどの声をお仕事にしている人が活用しているアイテムがあります。それが『アクセント辞典』です。内容としては、同音異義語のように発音で意味が変わる言葉のアクセントについて知ることが可能です。いろいろな辞典が発売されていますが、正しいアクセントを耳から収集するにはCDつきのものがおすすめです。耳を鍛えることで次の段階に進むことができます。

次の段階の矯正方法は、東京のテレビやラジオなどで活躍する標準語を話すアナウンサーの声を聞くこと、さらには客観的に捉えるために声を録音して訛っていないかを聞いてみることにあります。

その後、目指すところが声優養成所です。オーディションを受けるにしても、慌ててもすんなり矯正はできないものです。毎日少しずつ積み重ねながら、というのが理想です。

マンツーマンによる指導を受ける

東京の声優養成所には地方出身の人が多く、方言を標準語に直すために東京出身の仲間をつくることも重要でしょう。また、とある声優養成所では、滑舌を中心とした台詞メインのオーディションをおこないます。声がよくなりたいならボイストレーニングをおすすめしています。自分の声を自分で判断するには相当耳がよくないと難しく、マンツーマンであることもポイントなのです。

自宅で練習する場合に、録音して毎回確認しながらやると上達も早いです。しかし、軽い訛りの改善ならば、声優養成所に入所してからで十分で、その道のプロから指導を受けることができます。

 

東京には声優養成所がたくさん開校していますが、ときにはオーディションも開催されており、それに合格する必要もあります。もちろん、地方から都会に出てくることで将来像も見据えることができますが、大事なのは声をお仕事にするために、方言や訛りをなくしておくことで、矯正方法を知り、実行しましょう。

目指すは誰もが聞きやすい標準語です。そのためには、毎日の積み重ねが重要でもあり、目指す気持ちがあるなら、早々とスタートさせましょう。

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