声優になるなら声優養成所は必須?資格や条件まとめ

公開日:2021/10/01  最終更新日:2021/03/08

アニメブームが起こり、声優は若者のなりたい職業としても人気がある職業です。声優になるには養成所に入ることが必須なのか気になる人も多いかもしれません。ここでは、声優になるための資格や声優養成所への入所が必須かなどについて解説するとともに、入所にはどんな資格や条件が必要なのかについても紹介していきます。

声優になるための資格や条件について

声優は、一般的にはテレビや映画、ネット番組のアニメの登場人物に声をあてる仕事だというイメージがあります。しかし、海外のドラマや映画、ゲーム内のキャラクターの声も担当します。さらには、ラジオパーソナリティや番組内のナレーション、アナウンスなどもあり、幅広く活躍できる仕事です。東京で声優になるための資格や条件は、とくにありません。

一応、「声優能力検定」というものがありますが、この試験に合格したからといって、必ず道が開けるというものではないのです。声優になりたいと思った人であれば、誰にでもなれる可能性があります。これは、東京で声優を目指す人だけではなく全国共通です。

ただし、人気が高く誰にでもチャンスがあることから声優志望者は多く、プロとして活躍できる人はほんの一握りの人だけという現実もあります。プロになるのは狭き門ですが、初めから無理だと思っていては何もできません。本気でなりたいと思ったら、挑戦してみる価値は大いにあります。

声優になるための方法と養成所は必須かについて

東京で声優になる方法は主に4つあります。1つ目は、最新のアニメや映画などのオーディションを受けることです。ごく稀にアニメや映画の声優の一般募集が行われることがあり、これに合格すれば道がひらけます。しかし、未経験での合格はかなり難しいでしょう。また、一般募集のオーディションのなかには宣伝目的だけのものもあり、一般から合格者が1人も出ないことも多々あります。

2つ目は、声優事務所に入ることです。事務所に入れば、声優として活躍するチャンスがつかめます。東京には数多くの声優事務所があり、それぞれ事務所に入るためのオーディションをしています。しかし、未経験でいきなり事務所を受ける場合も、合格の可能性はかなり低いです。

3つ目は、専門学校に入ることです。多くは週5日の全日制で、未経験者がプロになるための基礎や専門的な知識、技術を学ぶことができます。学校によっては複数の声優事務所とつながっており、卒業時に事務所から声がかかる可能性もあります。

4つ目は、養成所に入ることです。養成所とは声優事務所や芸能事務所が、新人の声優を育てるために設けている養成機関です。活躍している多くのプロの声優は、専門学校か養成所を経由しています。声優になるために養成所への入所は必須ではありませんが、養成所に入ることはプロとして活躍する近道のひとつです。

声優養成所に入るための資格や条件について

前述したように、声優の専門学校の多くは全日制となっており、入学資格として高等学校卒業と同等の学歴が求められるところが多いです。しかし、声優養成所では学歴が必要なところは数校にとどまり、条件として多くの養成所で年齢制限を設けています。たとえば、16歳から30歳までや18歳から27歳、15歳以上や年齢制限すら設けていない養成所もあります。専門学校と養成所はプロの声優になるためには近道となりますが、入るための資格や条件をみると養成所の方が入りやすいです。

ただし、養成所に入るにはもうひとつ条件があり、各養成所が行っているオーディションに合格しなければなりません。オーディションの内容は、それぞれの養成所によって違いますが、書類選考から始まり、筆記試験に面接試験、実技試験(朗読やエチュードなど)を終えて、自己アピールといった内容が一般的です。養成所によっては一次審査だけにとどまらず、二次試験まで設けているところもあります。実技試験のエチュードとは、台本のない即興劇のことです。状況や人の設定だけ決められており、自由にアドリブで演技をします。

 

声優になるためには、声優養成所への入所は必須ではありません。しかし、活躍している声優の多くが専門学校や養成所を経ていることがら、声優になるための近道であるといえます。東京には数多くの声優養成所があり、入所条件やオーディション内容もそれぞれです。自分に合った養成所を見つけて、夢を実現しましょう。

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