両声類になるにはどうしたらよい?練習方法や声の出し方を伝授!
異性の声で演じたり歌ったりする人のことを、両声類と呼びます。この記事では、両声類になる練習方法を、男性と女性に分けてそれぞれ紹介します。練習を積み重ねれば誰でも両声類に近づけます。異性の声を出して、演じたり歌ったりしてみたいと考えている方は、参考にしてみてください。
両声類(りょうせいるい)とは
両声類とは、どのような人のことをいうのかご存知でしょうか。両声類の意味は、両方の性別の声を発せられる人のことをいいます。主に、男性で女性のような高い声を出せる人や、女性で男性のようなかっこいい声を出せる人を指します。男女どちらの声も使えて、性別が逆転したような発声を扱える特技を持った人がいるのです。
元々は歌い手に対して使われていた言葉ですが、最近は声優に対しても使われるようになりました。両声類という言葉が生まれたのは、動画配信サイトが由来だといわれています。視聴者がコメント欄に書き込んだことから、徐々に浸透していきました。現在では、多くの場面で使われるようになっています。
男性が両声類になる練習方法
男性が両声類になるためには3つの練習方法があります。ただ、練習すればすぐに出せるようになる訳ではありません。コツコツと練習を積み重ねていくことが重要です。
メラニー法
喉仏の下部分だけを使って発生する方法です。喉を狭めるように意識しましょう。うがいやあくびをする際の喉の形をイメージすると、分かりやすいかもしれません。練習する際には、裏声にならないように注意しましょう。裏声でなく、地声のまま高い声を出せるようにすることがポイントです。いきなり大きな声で練習してしまうと声帯が開いてしまうので、最初は小さい声から練習してみましょう。
濁り抽出法
まずは、うめき声をイメージしましょう。うめき声を意識し、音程を変えずに出し続けます。声帯を狭めていく感じを意識し、声を出していくのです。さらに、小さな音量でも声が出るようになることも必要です。徐々に音程を上げていき、自分でしっくりくる女性の声を探してみましょう。
ささやき法
息が漏れるようなささやき声の練習をしましょう。だんだんと声量を増やしていき、これ以上声量を増やすと声が出ないという高さになったら音程を下げます。繰り返していくうちに、女性に聞こえる声が見つかるでしょう。さらに、舌足らずで鼻にかかったような話し方をすると、女性の声に近づきます。ささやき法を練習すると、アニメ声のような可愛い声を出せるようになります。
女性が両声類になる練習方法
女性が両性声になるための、3つの練習方法を紹介します。
音を響かせる位置を変える
音を響かせる位置をずらして声を出す練習をしましょう。女性は鼻や口で響かせるのですが、男性は胸のあたりで響かせます。また、低い声を出すためには、リラックスした状態で声を出すことがポイントです。
喉を広くする
まずは、喉を広くする練習をする必要があります。話すときは、できるだけ息が混じらないようにします。また、重低音で落ち着きのある話し方を意識するとよいでしょう。
音を声で表現する練習を行う
声優やモノマネタレントが行うような、音を声で表現する練習を行いましょう。喉を広くしたり声の響かせ方を変えたりすることで、さまざまな声色を作り出せるのです。また、男性アーティストの曲を聴きこんで、声の特徴をつかんでみるのもよいかもしれません。
まとめ
両声類になると、歌い手や声優として有利になり、周囲から注目してもらえるようになるでしょう。独学で技術を習得することも可能ですが、専門学校などで基礎から学ぶと効率よく身に付けられます。ただ、紹介した練習方法は、普段と違う喉の使い方や発声をすることになります。無理をして喉を傷めないように注意しながら、練習に取り組んでみましょう。