青二塾は声優プロダクションの青二プロダクションが母体となっている声優養成所であり、また声優養成所としても比較的古くから運営されていることで知られており、今やベテランとなっている声優も数多く輩出しています。
そのため、養成所としての人気も高く、入塾希望者も多くなるため毎年入試倍率は高くなる傾向があります。
カリキュラムに関しても授業時間は午前10時から午後17時までと長時間の全日制であり、専門学校とほぼ同等となっています。
そして指導に関しても厳しさやレベルの高さは業界随一として有名で、度々テレビなどで取材されることもあります。
さらに費用に関してもほぼ専門学校と同様と高額であるため入塾を希望するにはある程度の覚悟が必要との声も多く聞かれます。
もくじ
熱血指導で有名、養成所というよりは専門学校に近い
東京には現在数多くの声優養成所がありますが、その中でも特に熱血指導で有名なのが青二塾です。
その指導は時にスパルタ式と呼ばれることもある反面、特に声優としての技術習得に関しては高い評価を得ています。
そうしたこともあってか声優志望者の間では特に人気の高い養成所でもあり、その入試倍率は高くなる傾向があり、入所試験では単に声の演技だけではなくパントマイムなど身体を使った演技力も試されることで知られています。
またカリキュラムに関しては1年間と一般的な声優養成所に比べると全体的には短いものの、週5日で午前と午後にまたがってレッスンが行われるという点では専門学校に近いものがあります。
またレッスン内容に関しても単なる声優としてのレッスンだけではなく歌や踊り(特に日本舞踊)、さらに俳優としての演技指導など幅広い内容を伴っていることが特徴でもあります。そして通常の授業の他に年に数回、特別講義も設けられており、青二プロダクションの所属者や業界関係者などいろいろな講師が担当して講義を行います。
実際のプロとして活躍している方や現場の声などリアルに求められていることなども学ぶことができると考えられます。また1年間、学んだことを披露する卒塾公演もあるため、目標を持って日々学習に取り組むことができます。
インプットだけではなく、アウトプットする場があることでより学習が身につき、同期メンバーとも切磋琢磨できる良い機会にもなることでしょう。
業界でもトップクラスの実力と知名度!
青二塾は声優業界の中でも実力派の多い青二プロダクションが運営母体となっているということもあり、プロダクションの所属声優が専属講師となっています。
また卒業生としても数多くの大物声優やナレーターなどを輩出しており、こうしたことが人気の高さにつながっているようです。
また青二プロダクションはかつてより東映アニメーションとの関係が深いということから青二塾を通して東映アニメーション作品でデビューするというケースも多々あるようです。
さらにレッスンにはテレビ局や出版社などのメディアの取材が入ることも多く、卒業公演に関してもチケットを販売しお客さんを入れて大規模に行われることが知られています。
卒業生や在校生の中からはこのように早いうちよりカメラやお客さんを前にしてレッスンや演技をすることができて良かったとの声も多く聞かれます。
青二塾の強み
青二塾は、業界大手の青二プロダクションを母体に持つ声優養成所です。現在青二プロダクションに所属する声優の約6割が青二塾出身。
青二プロダクションは数多くの実力派声優が所属していることから業界内でも特に知名度が高く、憧れる人も多いですよね。そんな青二プロダクションに一歩近づくことができるということ自体、青二塾の強みと言っても過言ではありません。
青二塾では「優れた声優は優れた俳優でもある」との考えから、声だけでなく、指先一本一本にまで血の通った演技を学ぶことができます。また、演技力以前に人間力の希求を教育の基盤としており、より幅広い意味での表現力を身につけることができます。
このような基礎の基礎を週5日×1年間という多量な時間を使って叩き込むことができるのも、青二塾ならではの強みと言えるでしょう。「生涯俳優宣言」という理念から外れることなく、文字通り生涯現役の俳優・声優として活躍することが期待できます。
評価・実績ともに高い一方、条件は厳しく学費も高め
青二塾は業界内でも評価の高い養成所であり、「青二塾に通った人なら安心」という業界関係者からの声も多く聞かれます。
しかしその反面前述の通り指導に関してはかなり厳しく、志望者も多く入試倍率も高くなりがちな傾向があります。
また応募資格に関しても高校卒業以上である必要があることから、東京エリアの声優養成所の中でも特に狭き門であるとされます。
また年間の費用に関しても専門学校とほぼ同じくらいの高さですが、1年といった短期期間で結果を出せるカリキュラムなので、応募を希望する場合には経済面に関しても考慮をしておく必要があるといえるでしょう。
青二塾の卒業生や出身者
■神谷 浩史さん(東京校14期生)
「ONE PIECE」トラファルガー・ロー役、「斉木楠雄のΨ難」斉木楠雄役、「進撃の巨人」リヴァイ役などで知られる神谷さんが青二塾に入塾したきっかけは、演劇雑誌でたまたま見つけたから。入塾してから声優がメインだと気づいたものの辞めるに辞められず、迷いながら通っていたそう。しかし、一生声の仕事をしていくというビジョンを持つ上で青二プロダクションほど心強い選択肢はなく、今となってはなくてはならない存在だと感じているそうです。
■津田 美波さん(東京校29期生)
「ID-0」ミクリ・マヤ役、「アイカツスターズ!」白鳥ひめ役、「アイドルマスター シンデレラガールズ」小日向美穂役などに出演する津田さん。大学に進学するか声優の夢を追うか迷ったとき、1年間頑張ってだめなら諦めようと思って青二塾に入塾したそう。親御さんにとっても、1年間という期限があることで安心して送り出すことができたそうです。
■島﨑 信長さん(東京校29期生)
「Free! シリーズ」七瀬遙役、「ブラッククローバー」ユノ役、「ダイヤのA」降谷暁役などに出演する島崎さんが青二塾を選んだのは、長い歴史があり、第一線で活躍している先輩たちが多く在籍しているから。当時社会人経験がなかった島崎さんにとって、礼儀作法や人間性、社会性など、声優の知識や技術だけでなく、人として大切なことをすべて学ぶことができたと感じているそうです。
青二塾を利用した方の口コミ・評判を集めてみました!
青二塾は実力がほんとにしっかりつくみたいですねー
まようなぁw
— umi (@umi43328167) 2018年11月16日
青二塾ってすごい金が掛かるから、一人暮らししながらこっそり通いたいっていう願望がかなえられるか分からなくなってきたぞw
でも、決めたことだし頑張るしかないなぁ— 紘貴@声優志望のFTM (@hiroki_42193) 2018年8月25日
青二塾に通えば確かな実力がつけられます!どれくらいの実力かというと、アニメ関係の仕事をしている方が「青二塾の人は演技力がある」と言うくらいです。このような実力がつけられるのは非常に魅力的で、通いたくなってしまいますよね。しかしその分費用が高くなってしまうのが気になるところ。ツイッターでもそのような声が見受けられました。もし費用は高くても気になるという方は、一度見学や相談に行ってみることをおすすめします。それくらいの費用を払うくらいの力が身につくことは間違いなしです。
養成所へのアクセス
青二塾東京校:〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町1-11-18 MビルB1
最寄り:吉祥寺駅より徒歩6分
2019年4月以降のレッスン、各種面接は以下の新東京校で行われます。
青二塾新東京校:〒106-0031 東京都港区西麻布1-6-4 AONI BLDG.(青二ビル)
最寄り:六本木駅より徒歩7分
青二塾は上記東京校の他に大阪校も展開しています。