社会人から声優養成所に通う際に気を付けるべきポイントとは?
声優になりたいという夢を、社会人になっても諦めることができないという人もいるでしょう。声優になる場合、学生時代から専門学校や養成所に通わなければならないと思っているかもしれませんが、社会人になってからでも目指すことは可能です。では、社会人で声優を目指す場合、どのようなことに気を付ければよいのでしょうか。
声優は社会人からでも目指せる?
声優は社会人からでも目指すことができます。実際に、社会人になってから声優スクールや養成所に通っている人もいるため、チャンスがあれば声優になることはできるといえるでしょう。
しかし、すべての人が声優になれるわけではないので、途中であきらめてしまう人もいるのは事実です。とくに声優養成所では、若手を育てることに力を入れているので、30代を過ぎてしまうとなかなか難しくなってくるでしょう。
社会人から声優を目指すメリット・デメリット
社会人から声優を目指す場合、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
デメリット
声優になれない可能性もある
社会人であるかどうかは関係なく、声優を目指している人が多いので狭き門であるといえます。声優を目指している人はおよそ30万人いるといわれていますが、実際になれる可能性がある人は、わずか3%ともいわれているので、声優として食べていけるだけ稼げる仕事を得るということは難しいともいえるでしょう。
声優だけでは生活できない
社会人として仕事をしていた場合、ある程度の収入があったと思います。しかし、声優になった場合、仕事が確実にあるとは言い切れないので、収入が不安定になるうえ社会人のときよりも下がる可能性が高いです。声優でご飯が食べられる人は1万人中300人ともいわれているので、他の仕事をしなければならない可能性があるのです。
メリット
社会人の経験は活かせる
社会人になってから声優を目指す場合、社会人としての経験は活かせます。役を演じるにあたって、これまでの人生経験は大いに役立つからです。新入社員のキャラクターがあれば、当時の自分の気持ちを思い出して演じることができますね。
万が一ダメでも転職はできる
一度社会人経験があるという点で、転職はしやすくなるでしょう。前職で経験していたことは、次の仕事でも役立つことがあるうえ、同じ業界や職種で探すことで経験者としてみてもらうことができます。
社会人から声優養成所に通う際に気を付けるべきポイント
社会人から声優養成所に通う場合、下記のような点に気を付けなければいけません。
■ 演技経験があるかどうか
社会人から声優養成所に通う場合、演技経験がないと難しい場合があります。声優養成所は、ある程度演技の知識や経験がある人が通っているので、まったく経験がないと養成所に入ることが難しいのです。養成所の募集要項に未経験OKの記載があれば安心でしょう。
■ コースやカリキュラムを確認
養成所のコースやカリキュラムを確認しましょう。レッスンを受ける頻度や時間などもチェックしておきたい部分です。初心者でも通えるコースが用意されている養成所は安心ですが、上級クラスに上がるために試験が設けられていたり、上級コースとは学費が別になったりしている場合があるので注意してください。
■ どれくらいの声優がデビューしているか
通う予定の養成所からどれだけの先輩がデビューしているのか、実績も確認してください。
社会人から声優を目指したい場合の注意点についてお伝えしました。実際に社会人になってから声優を目指している人もいますが、現実はなかなか厳しいともいえます。よく考えてどのようにするか決めるようにしましょう。