俳優養成クラスが併設されている、東京の声優養成所について
声優養成所には、俳優養成クラスが併設されている場合があります。
共通点が多い声優と俳優の仕事ですが、
一緒にあることで良いことも、注意することもあります。
もくじ
両方勉強できる!?どちらも勉強できるからこそ、困ってしまうこととは?
声優にもなりたいけど、俳優にもなりたい!
どちらもある養成所に行けば、両方勉強できるからお得?
いいえ、必ずしもそうとは限りません。
実は、俳優部、声優部と部門が分かれているなど、学ぶ環境はまったく別であることが多いようです。
ですからどちらにもなりたくて、迷っている…という人でも、部門やクラスを選ぶときにどちらを専攻するか決める必要が出てくることが多いでしょう。
養成所に通える時間は意外と短いです。限られた時間で、俳優も、声優も…と欲張ってしまうと、
いつまでもどっちつかずの状態になってしまい、どちらの勉強も中途半端になってしまう可能性があります。
卒業やオーディションなどの区切りの時期がきたときに、俳優としても声優としても中途半端な技術しかなくて、仕事にならないのでは本末転倒ですよね。
自分はどんな声優になりたいのか?事前に考えておこう!
事前に、自分がどんなオーディションを受けたくて、どんな声優になりたいのかは考えておくべきでしょう。
養成所に入ってから、アニメ声優になりたいのにテレビドラマ向けの演技のレッスンが中心・俳優になりたいのにアフレコ練習が充実した養成所だった…といったミスマッチが起こると、時間もお金も無駄にしてしまうことになります。
体験に行くなどして、自分に合っているのは俳優か声優かよく考えましょう。
自分に必要なことが学べる養成所を探そう!
自分がどうなりたいか決まってくれば、受けたい授業も決まってくるはずです。
・「アニメ声優になって、舞台での演技もしたい」のであれば、声優養成の学校で、舞台で必要なダンスや演技のレッスンが受けられるところがいいでしょう。
・「ドラマなどで俳優として活躍して、いずれ映画にゲスト声優として出演したい」というのであれば、演技を中心に学んで、声優としての発声などの勉強もできるといいですね。
このように、「俳優コース」「声優コース」といった2つのパターンだけでなく、自分にとって必要なカリキュラムを考えてから声優養成所を選ぶことができれば無駄がないですよね。
併設されていてよかった!いろんな経験をして表現の幅を広げよう
俳優と声優とでは、発声などの共通する部分も多いので、どちらを学んでも双方の役に立ちます。
俳優部門が併設されていると、演技の勉強を見てくれる講師も俳優として活動している場合が多いですし、俳優部門の授業の見学ができたりと、声優の勉強とはまた少し違った角度から演技の勉強をすることができます。
声優は表現のお仕事なので、専門性を極めることが大切なのはもちろんですが、新しい経験をして自分の表現の幅を広げることも大事になってきます。
声優の勉強だけを一直線にしていると見えてこない、新しい発見あるかも知れません。
やりたいことを見据え、バランスよく学ぶことが大事!
声優になるには、俳優の勉強ももちろん役に立つので、俳優部門が併設されていることは大きな強みになります。
しかし、中途半端に俳優も、声優も…と手を出すのではなく、
自分がどうなりたいのか?
しっかり考えた上でメインで学ぶこと、経験として学ぶことなどバランスを意識して勉強することが大切です。
強い熱意が大切な業界ですから、ただ養成所に通うのではなく目的を持った上で養成所を選んで、通いたいですね。
演技もできる声優になれる、自分にとって必要な勉強ができる養成所を探して、上手に生かしていきましょう!