東京の声優養成所のオーディションが不合格だった!考えられる理由とは?

公開日:2020/02/01  最終更新日:2020/02/19

ここで合格すればプロへの道も開けるかもしれない。そう思って東京の声優養成所のオーディションに挑戦する人もいるでしょう。しかし、思ったような結果は出ずに不合格が続くこともあります。自分では気づかないところに、良く無い結果がでる原因があるのかもしれません。合格に近づくためには、どういった点を見直せば良いのでしょうか。

まず真剣に売り込もうという姿勢が大事

オーディションは会場でのパフォーマンスが全てで、審査員の前でさえ頑張ればいいんだ、と考えている人はいないでしょうか。もしかしたら、そうした大雑把な考え方が不合格の原因かもしれません。

声の演技や技術ではなく、最初に提出する応募書類の出来で落とされるケースも珍しくありません。基本的なことですが字は丁寧に書き、文体も文章の量も読みやすくすることが内容以前に重要なことです。志望動機や自分の長所などについても読んで理解できる具体性が大切です。常に読む人のことを考えた文書になっていないと落とされる確率は高まります。

プロフィール写真についても、きちんとしたスタジオで撮影したほうが良いでしょう。この他、当日の服装や審査を受けるときの態度など全てが審査員に試されています。これは東京の声優養成所に限ったことではありませんが、オーディションを受けるにあたって自分がどれだけ真剣に打ち込んでいるかという姿勢を強く示すことが大事です。

自分がめざす方向の声優養成所を受けているか

共に声優になろうとしている仲間の中には、数回のオーディションで合格して声優養成所の一員となり、小さな仕事からプロの世界に入っているのに自分は不合格続きという人もいるでしょう。もしかしたら東京だから競争率が高いのかもしれないと悩んでいるかもしれません。そんなときは、冷静になって今一度自分がめざす方向の声優養成所を受けているかどうかを見つめ直してみましょう。

たとえば、低年齢層を中心としたファンタジー作品をやりたいのに、大人向けの作品の吹き替えあるいはドラマやドキュメンタリーのナレーションを中心に教えているような声優養成所を受けても、合格する確率は低いでしょう。養成所で審査している側も、自分たちが教えられる技術を求めている人を積極的に採用します。

めざす方向とオーディションを受けようとしている声優養成所のやっていることが、一致しているかどうかを確かめましょう。見学会や体験レッスンが開催されていたら、積極的に活用するのが得策です。

なりたい自分がしっかり自分で見えているか

オーディションの際に訊かれる質問の中に、どうして声優になりたいと思ったのか、これからどんな仕事をやりたいと思っているのかということは必ずと言ってよいほど尋ねられます。志望動機や将来の夢、こうした質問に上手く答えられていないことも不合格の原因かもしれません。

大切なことは、そうした動機や夢について取り繕った答えをせず素直に発言することです。東京のような都会でオーディションを受けると応募人数も多いので、つい目立とうとして本心とは違うことを言ってしまうこともあるでしょう。

しかし、体裁を繕った発言はすぐ審査員に見抜かれます。オーディションの合否を決めるのは、最後にはその人の熱意ということになります。なぜ声優になりたいのか、どういう作品でどんな演技をしたいのか、自分なりに素直に表現できるように考えて準備をしておくことが重要です。他人と同じような志望動機でも自分だけがもっているエピソードなどを交えて、飾りのない言葉で表現してみましょう。

 

しっかりした目標を持ち、熱心にレッスンを受けていても、なかなかオーディションで合格できないこともあります。努力した内容を上手く審査会場で生かすためにも、改めて声優になりたい動機や演じたい役柄を見直せば、今までとは違う結果が得られるかもしれません。

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