ボイスドラマとはどういうもの?声優の仕事のひとつについて解説!

公開日:2022/08/15  最終更新日:2022/09/02

「声優になりたい!」と考えている方の中には、その仕事内容について興味や疑問をもっている方も多いことでしょう。今回はそんな方に向けて、声優の仕事の中でもボイスドラマの仕事内容に絞って解説をして参ります。ボイスドラマとはどういうものなのかについてもご紹介するので、声優を志し始めたばかりの方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ボイスドラマとは

ボイスドラマとは、音のみで物語を表現した作品のことをいいます。原作は漫画や、ライトノベルなどであることが多いです。音以外に入ってくる情報がないことから、想像力をかきたてられることが、ボイスドラマの大きな魅力とされています。

キャラクターの会話や掛け合いのみで物語が進んでいくので、キャラクター間のやりとりを存分に堪能できるという特徴もありますね。あらゆる世界観やキャラクター同士の関係を自分が演じる声だけで伝えることができるので、声優を担当する方にとっても大いに魅力のある仕事であるということができるでしょう。

トップクラスの実力をもった声優が担当することも多く、声優を志す方の中にも、出演を目指して日々励んでいるという方はたくさんいるはずです。

ボイスドラマの歴史

そもそもボイスドラマには、どのような歴史があるのでしょうか。ボイスドラマという言葉については、2000年代後半から広がり始めたものと認識されています。2005年、2006年くらいには、コミックマーケットのジャンルコードにもボイスドラマの追加がみられたということです。

当時は、それまでにもあったラジオドラマやドラマCDよりも同人的なニュアンスを含む言葉で、オーディオドラマやサウンドドラマといった音声作品を差す言葉のひとつでした。それが、有名なアニメ番組などのサブコンテンツとして使われるようになり、現代のように定着しつつあるというわけです。

ボイスドラマの仕事内容

ボイスドラマがどういうものなのかわかったところで、いよいよその具体的な仕事内容について確認をしていくことにしましょう。ボイスドラマは、30分から60分程度の設定になっていることが多いです。そこで主役格のキャラクターに抜擢されれば、200から300程度の台詞を演じることになるでしょう。

ボイスドラマは音のみで表現されることが特徴ですから、アニメなどに声をあてる仕事とは違い、口の動きに合わせたりして声を出す必要はありません。台詞ごとの細かい尺について気に病みながら演技をしなくて済むことが多いので、のびのびと自分の表現ができると感じられる方も多いのではないでしょうか。

「実力を発揮できる!」と考える方もたくさんいるかもしれませんね。もちろん、音だけで楽しめるよう工夫をする必要はありますから、特有の難しさを感じる方もいることでしょう。そのため、本番だけではなく事前に台本を読み込んでおいたり、イントネーションや抑揚のつけ方について考えたりと、念入りに準備をしておくことも重要になってきます。

そのほかの声優の仕事と同様、演技力や表現力が必須となる仕事ですから、活躍に際しては知識や経験など、学びが必要であるということもできるのではないでしょうか。また、現場によってはキャラクター同士の掛け合いにおいて、アドリブ能力が必要になることもあります。これからボイスドラマでの活躍を目指すなら、そのようなことも意識して、経験を積んでいくといいでしょう。

まとめ

ボイスドラマの仕事について、理解を深めることができたのではないかと思います。声だけで物語を表現するボイスドラマは、声優の仕事の中でも大変やりがいがあるものに感じられることでしょう。

ボイスドラマを始めとして声優の仕事に興味をもっている方は、ぜひ声優養成所に入ることについても検討をしてみてください。声優養成所はさまざまに存在していますから、比較の上で自分に合ったところに入って、活躍を目指しましょうね!

サイト内検索
記事一覧